

米国では「モーゲージブローカー」と呼ばれ、住宅ローンの仲介者として定着しています。「モーゲージ」はモーゲージローン(不動産を担保した貸付け)、いわゆる住宅ローンを指します。 米国のモーゲージブローカーは、住宅ローンの利用者と金融機関を仲介する業務を行っています。顧客の要望、条件にあった住宅ローンを紹介するだけでなく、金融機関への申込から契約の成立、返済までの顧客サポート全般を行い、顧客や金融機関等から手数料を受取ります。米国では、住宅ローン利用者の60%以上がモーゲージブローカーを通じて借入をしています。
わが国ではこれまで、住宅購入者のほとんどが住宅金融公庫等の公的ローンを利用してきましたが、住宅金融公庫は2007年3月末で廃止され、4月には独立行政法人・住宅金融支援機構に移行し、従来の公的融資はなくなってしまうことになりました。
住宅ローンの借り手は、銀行やモーゲージバンク等の民間金融機関が提供する住宅ローンの中から、最も適した住宅ローンを選択することになりますが、住宅ローンの仕組みや手続は複雑で、さまざまなリスクを秘めています。
このような背景から、顧客に対する総合的なコンサルティング能力を持ち、ローンの仮審査から金銭消費貸借契約の締結に至るまでのあっせん業務を、責任をもって遂行することで、ビジネスとしても自立可能なモーゲージプランナー(MP)の社会的ニーズが高まってきたのです。
住宅ローン利用者のほとんどが、銀行の窓口に行って借入手続をするのではなく、住宅販売業者からの紹介の住宅ローンで組んでいます。業者にしてみれば、短期固定金利型ローンなど売りやすい住宅ローンをお客に提供できるわけです。しかし、それが本当に消費者の利益になっているかどうかはわかりません。数年後、変動金利型に移行する住宅ローンの場合、将来の金利リスクをきちんと説明しているのかという疑問も残ります。
それは銀行の窓口でも同じことで、金融機関と消費者の間に立って、最も適切な住宅ローンを提案できる、中立的な第三者の存在が必要になってくるのです。
MPの大きな特徴は、住宅ローン契約の実務にまで踏み込んでいることです。アドバイスにとどまらず、実行支援までを視野に入れています。特定の金融機関に縛られず、特定の商品に固執することなく、消費者に最も有効な住宅ローンの締結を可能にするのがMPの使命なのです。