

住宅ローンの金利は、どのように決められているのでしょうか。金利には単一の基準があるのではなく、それぞれの金利タイプによって、次のような基準にもとづいて決まっていきます。
長期固定金利型のローン金利は、10年物の国債の利回りや、金利スワップレート(異なる金利間での取引レート)などが基準となって、各金融機関で独自に決定されています。とくに10年物国債の利回りは、長期金利の指標とされています。長期金利の変動にはいろいろ要因がありますが、一般的には景気がいい時には上昇し、景気が悪くなると下降する傾向があります。
変動金利型の金利は、短期プライムレート、つまり金融機関が信用度の高い企業に1年以内の短期で融資を行う際の優遇金利に連動します。金利は4月と10月の年2回、短期プライムレートを基準に見直されます。長期プライムレート連動タイプもあるのですが、通常、金利水準は短期プライムレートと同じになります。
固定期間に応じた国債の利回りや、金利スワップレートとなどの市場金利を基準に、各金融機関がお互いの金利競争を考慮しながら、それぞれの機関で独自に決定されます。
毎月、新発の10年国債の利回りを基準にして算定された利率に、住宅金融支援機構の事業運営費分が上乗せされた利率が提示されます。それに対し、各金融機関では、他行との利率競争力を考慮したうえでの手数料)を加算し、それぞれ独自に利率が決定されます。
財形住宅融資は、5年ごとに金利が見直される5年固定型のローンです。住宅金融支援機構が発行する財形住宅債券(5年利付債券)の利回りと、財形取扱金融機関からの借入金の利率を基準に決定されます。
一般的に長期金利は景気の動向の影響を受けやすく、短期金利は政策(ゼロ金利政策など)の影響を受けやすい傾向にあります。将来の金利を予測するのは非常に難しいのですが、国債の利回りや、プライムレートの動向などにつねに注目していれば、住宅ローンを選択するにあたっての、ある程度の指針をもつことができるようになります。